写真フィルムの急激な衰退から液晶パネル用フィルム事業へと転換を果たした富士フイルム。次なる事業の柱は医薬品や化粧品事業。ベースにあるのは写真フィルムで培った技術の転用だが、はたして成功するのか。(「週刊ダイヤモンド」編集部 藤田章夫)それは2度目の危機だった。創業事業の写真フィルムの衰退という危機を乗り越え、液晶パネル用フィルムメーカーに転身を果たした富士フイルム。圧倒的なシェアを握り、わが世の