HOYAから株式の公開買い付け(TOB)の提案を受けているペンタックスが、合併を白紙にした従来方針を撤回してTOB受け入れを決め、2007年5月31日経営統合問題は決着した。ただ、経営統合を巡って取締役が分裂していたペンタックスは、TOBの成立を見届けずに6月下旬の株主総会で綿貫宜司社長以下全取締役が総退陣するという異例の選択を迫られた。「M&A(企業の合併・買収)時代への対応力ゼロ」と関係者があきれ