2024年における首都圏新築マンションの平均分譲価格は7820万円で、2007年の4644万円から1.68倍も高くなった。一方、同期間の戸あたり平均住戸面積は縮小しており、約6畳の寝室まるまる一室分が失われた計算だ。本来66平方メートルなら2LDKの間取りで設計されるのが適切だが、不動産デベロッパーは現在これを3LDKで販売。部屋や建物のあらゆる部分がコストカットされた、安普請の新築マンションばかりになっているという。前編記事