DNAを感じた。頭脳的な“ヘッスラ”で決勝点をもぎとったロッテ・藤原恭大外野手(25)だ。12日の対広島戦(ZOZOマリンスタジアム)の7回無死三塁、寺地のピッチャー強襲の内野安打で三塁からホームへ走る背番号1が見えた。レンズを向けた時にはすでに広島・坂倉捕手が内野からの返球を受けたミットを構えていた。タイミングは完全にアウト。ところが、水泳のクロールのように右腕を伸ばし、体の左側面を浮かせる