初夏の気配が街を包みはじめ、頬をなぞる風にも、じんわりと滲む汗の気配が混じるようになった。汗といえば夏が本番のイメージがあるが、驚くべきことに実はこの季節の汗の方が、真夏の汗よりも臭いのだという。さらにはこの季節にしっかり汗をかいておかなければ熱中症になりやすくなる恐れも…? なぜ、5月頃の汗は臭いのか、そのメカニズムや熱中症予防について、渋谷スクランブル皮膚科の皮膚科医である下方征先生に聞いてみた