料理人であり、文筆家でもある稲田俊輔氏が影響を受けた古今東西の 「食べ物の本」の読みどころを綴った新書『食の本ある料理人の読書録』。作者自身の人生を交錯させながら、読んで味わう「食」の醍醐味が網羅されている。なかでも、誰もが真似したくなる素朴な和食の魅力とは?【書籍】水上 勉著『土を喰う日々─わが精進十二ヵ月─』本書より、一部抜粋、再構成して、お届けする。 衝撃を受けたプロの和食の世界 僕