江戸時代の絵師たちの代表作というと、錦絵と呼ばれる多色刷りの木版画作品や肉筆浮世絵が筆頭に上がりますが、絵師たちはその他にも小説の挿絵や指南書なども積極的に手がけていました。特に画法などを解説した指南書(画譜、略式画 など)は、絵師たちの当時のノウハウを把握する資料でもあり、スケッチのようなラフなスタイルの作品が多いので、錦絵とはまたちがった魅力があります。代表的なものとしては葛飾北斎の北斎漫画な