この記事の画像を見る最愛の弟を亡くし、夫とも離婚。アルコール漬けの日々を送っていた薫子が出会ったのは、弟の元恋人で料理人のせつな。相容れぬタイプの二人だったが、せつなに誘われ、家事代行サービスのボランティア活動を手伝うなか二人の距離は次第に縮まっていく。散らかった部屋を片付け、あたたかい料理を用意する活動で、薫子が見つけた光、生きる力とは――。感動の声のなか、2025年本屋大賞を受賞した「今を生きる人