街の小さな古本屋「十月堂」を舞台にしたコミック『本なら売るほど』。その著者が児島青さん。一話読み切りの連作スタイルで、実在の本が登場したり、古書店の仕事のリアルがわかったり、古本を扱う商売の悲喜こもごもが描かれたりと、本好きの心をくすぐり話題沸騰だ。〈十月堂さん〉と呼ばれている店主は、古本屋修業をしたこともないのに、〈呑気そうでいいな〉といきなり脱サラしてお店を始めて6年目。街の小さな古書店が幹と