ファミコン(写真:EASTNEWS/アフロ)偉業を成し遂げた偉人たちのなかには、人生の後半で成功した「遅咲き」の人が少なくありません。任天堂を生まれ変わらせた3代目社長の山内溥もまた、ファミリーコンピュータでヒットを飛ばしたのは、50代のときで、それまでは失敗ばかり。会社を破産寸前までに追い込んだことさえあります。公私ともに困難に直面しやすく「ミッドライフ・クライシス」(中年期の危機)と呼ばれる50代で、山内は