滋賀県庁(大津市)は、さながら迷路のよう-。敷地内には最も古い本館のほか、新館や東館などさまざまな建物が立ち並ぶ。内部も複雑で、来庁者だけでなく県職員でさえ「分かりづらい」とこぼすほどだ。増築に増築を重ねた歴史が、庁舎のあちこちに刻まれている。【写真】新館(手前)と東館(右側)、北新館(奥)を結ぶ通路に苦労の痕跡が…重厚な趣の本館は1939年の完成で、10年前に国の登録有形文化財になった。74年には南隣に7