堂々巡りの会話は「苦痛」ではなく、むしろ「当たり前」だという(写真:玄武/PIXTA)ともに京都大学の出身で、20年以上生活をともにしている社会学者・鈴木洋仁氏夫妻は、日々の暮らしも「京大話法」に毒されているそうです。晩ご飯の献立を相談していたはずが、いつの間にか「あらぬ方向」へと話が延々と続いてしまう。そんな夫妻の会話の一端を、鈴木氏の著書『京大思考』から、一部を抜粋・編集して紹介します。「そもそも」