微熱や切り傷といった緊急性がないか低い症状で救急搬送された場合、病院が患者から「選定療養費」として原則7700円以上を徴収する取り組みが2日、茨城県で始まった。都道府県単位で制度として適用するのは初めて。軽症患者の搬送による救急業務の逼迫(ひっぱく)は全国的な課題になっており、現場の負担軽減につながるかが注目される。軽症患者の救急搬送が多くなると、救急車の運用や病院の受け入れ体制が逼迫し、重篤