『紀州のドン・ファン』と呼ばれた会社経営者・野崎幸助さん(当時77)が自宅で死亡していた事件で、殺人罪に問われている元妻・須藤早貴被告(28)。裁判員裁判は11月18日に結審し、検察側は無期懲役を求刑している。無罪を主張し続けている須藤被告は、法廷で何を語ったのか。被告は事件当時、自分の周りに「信頼できない大人」が多く集まり、真実を語ることができなかったと主張したのだった--。【前後編の後編。前編から読む】