病院で最期を迎える人の割合は、2000年頃に約8割を占めていました。ところが、近年は在宅で終末期に医療を受けるニーズが急増しています。終末期医療を提供する在宅診療医の野末睦氏は、要因として日本人が考える死生観の変化を指摘しています。終末期医療の現在地について野末医師が解説します。最期は「自宅で過ごしたい」…在宅医療のニーズが高まっている近年、病院のベッドではなく自宅で最期を迎えたいと考える人が増えてい