しばしば報じられる政治家の横領、エリート国家資格職の不穏なサイドビジネス、非営利団体への利益誘導――。文筆家の御田寺圭さんはそれらを、「人間社会の技術の爆発的進歩が落ち着き、行き場を失ってしまったそこそこの知性たちの生み出した徒花(あだばな)である」という――。※本稿は、御田寺圭『フォールン・ブリッジ橋渡し不可能な分断社会を生きるために』(徳間書店)の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/