日本社会は、なぜ「困っている人」が困っていると言えないのだろうか。1日中働きづめでも、手取りが20万円にも届かず生活困窮するシングルマザーが半数を超えている。オーストラリア人の映画監督が、これまで日本人が見て見ぬふりして放置してきた闇を映像化した作品が海外で大きな話題になっているという。ジャーナリストの此花わかさんが監督を取材した――。■なぜ「困っている人」が困っていると言えないのか驚くことに、その