前回の記事はこちら↓【逃げ上手の若君】武将・北条時行の最大の庇護者にして諏訪氏の当主・諏訪頼重の人生と真の姿:前編建武の新政における小笠原氏との関係鎌倉幕府の滅亡後、後醍醐天皇の親政によって信濃国にも変化が訪れます。元弘3(1333)年、足利尊氏に属して戦った小笠原貞宗が信濃国の守護職に就任。頼重ら諏訪氏と対立を深めていくこととなります。守護職は、国の軍事と警察を統括する役職です。鎌倉時代までは諏訪氏