「裏金議員」の公認・非公認をめぐる迷走や、選挙戦最終盤に発覚した「裏公認料2000万円」問題が打撃となり、2009年の政権交代時以来15年ぶりの過半数割れに追い込まれた自民党と公明党。「自公で過半数」を勝敗ラインとして設定していた石破茂首相は続投の意向を表明したが、もともと党内基盤が弱い首相の政権運営が混迷するのは必至だ。自公以外との連携も迫られるが、「行くも地獄、退くも地獄」のいばらの道が首相を待ち受ける