北朝鮮を訪れた外国人観光客が訪れる観光名所の中に、仏教寺院がある。妙香山(ミョヒャンサン)の中腹にある普賢寺は1028年に開山した古刹で、朝鮮戦争で焼失するも復元され、国宝40号に指定されている。現在、193ある国宝のうち、17がお寺で、別途指定されている仏像などを含めるとその数はさらに増える。だが、歴史的に見て現在の北朝鮮に当たる地域では、19世紀末(あるいは20世紀初頭)以降は、仏教よりもキリスト教の信者が