27日に投開票された自民党総裁選で、国会議員票は本来、1人1票の368票だったが、高橋はるみ参院議員が病気で棄権扱いとなり367票になった。さらに、上位2人による決選投票はその「棄権1票」以外にも5票足りなかった。総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長は記者会見で「白票も無効票もあった」と明らかにした。「どういう意図で候補者名を記載しなかったのか図りかねる」と述べたが、具体的な説明は避けた。