仏の劇作家、ロベール・トマが1960年に発表し、日本でも度々上演されてきた舞台「罠(わな)」が、10月4日から東京・よみうり大手町ホールで始まる。練り上げられたサスペンス劇の名作に、上川隆也が挑む。(池内亜希)「この題、お見事だと思いました。幕が開いた瞬間から、観客に罠が仕掛けられている。これが、60年あまり上演され続けてきた大きな力なんでしょう」。これまで観劇したことはなかったが、脚本を一読