角界入りすべきか悩んだ新潟・海洋高3年時。大の里は、日体大の齋藤一雄監督(56)に衝撃的な言葉で勧誘された。「このままプロに行けば十両にはなれるだろう。でも、私の元にくれば横綱、大関になれる」。高校でのタイトルは1つだけの大の里は「アマチュア相撲に未練があった」こともあり、進学を決めた。稽古場で大の里を見ると「あの体格で超一流のスピード。まさにF1と言っていい」。一方で、弱点にも気付いていた。