静岡県で1966年6月、一家4人が殺害された強盗殺人事件で死刑が確定した袴田巌さん(88)=釈放=の再審判決が26日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で言い渡される。公判では事件翌年に見つかった「5点の衣類」を巡り検察側と弁護側が全面対決。袴田さんの犯行着衣だとして死刑を求めた検察側に対し、弁護側は証拠の捏造(ねつぞう)を訴えている。昨年10月に始まった再審公判は、これまでに計15回開かれ、5点の衣