苦しんでいる人は、誰にでも苦しみを打ち明けるわけではないという(写真:Luce/PIXTA)ホスピス医として、これまで4000人を看取ってきた小澤竹俊氏は、死を目前に控え、これまでの人生の意味すら見失ってしまった患者さんたちの苦しみを和らげるには、「丁寧に話を聴く」ことが重要だといいます。「死を待つだけの自分には何の価値もない」「人に迷惑をかけるだけだから、早く死んでしまいたい」と嘆く患者さんたちが、再び穏や