COP28に集結した市民グループ。1.5度目標実現への戦いを呼びかけた(提供:WWFジャパン)欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は2024年2月、EU域内の2040年の温室効果ガスの排出量について、1990年比で90%削減という新たな目標を設定すべきだと提言した。これは気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がその報告書において、地球の平均気温の上昇を産業革命時と比べて1.5度に抑えるために必要だとして示した世界全体の削