冬から春にかけての長距離重賞戦線は、ステイヤーズS、ダイヤモンドS、阪神大賞典、天皇賞(春)という流れ。ダイヤモンドSはその中で唯一のGIII戦で、なおかつハンデ戦ということで特殊な位置にある。 1.スローからの上がり勝負 道悪だった16年や強風の影響が大きかった20年は上がりが掛かったが、概して、長距離戦にしては上がりが要求される傾向にある。過去10回中9回で上がり3ハロンタイム2位以内の馬が勝利し