新聞が斜陽産業で「崩壊」の危機にある、と指摘されるようになって久しい。J-CASTニュースが「新聞崩壊」と題して識者のインタビュー連載を掲載したのは2008年末のことだ。それから15年。全国紙5紙(朝日、毎日、読売、日経、産経)の部数は、ほぼ半減した。特にコロナ禍を経た直近の5年では3割以上減少し、そのペースは加速している。多くの新聞社は電子版へのシフトで生き残りを図るが、有料会員の増加ペースは鈍っており、紙の