一見地味だが超重要な日銀短観では、日本企業の明るい景気見通しが示された。2024年も、日経平均は堅調な推移が予想される(写真:ブルームバーグ)日本の7〜9月期実質GDP(国内総生産)は前期比マイナス0.7%と冴えなかった。だが、日銀短観(12月調査)では企業の堅調な景況感が示された。市場参加者の注目度が最も高い大企業製造業の業況判断DIはプラス12と前回調査対比3パーセントポイント上昇し、3回調査連続の改善となった。