コロナ禍から来る供給制約などを過小評価したFRBだが、今度は利下げを検討。一度しくじったパウエル議長には期するものがあるのかもしれない(写真:ブルームバーグ)12月12〜13日に開催されたFOMC(アメリカ連邦公開市場委員会)では、政策金利は市場の予想どおり据え置かれた。前回までと今回の大きな違いをひとことで言えば、ジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長がハト派方向へ姿勢を転じつつあることが明確にな