(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)年の瀬に、にわかに拡大した自民党の裏金問題は、長年政治改革を論じた者にリクルート事件など30年以上前の疑獄事件を思い出させ、既視感を抱かせる。たしかに、自民党の腐敗体質は変わっていないようである。しかし、政治とカネのかかわり方自体には大きな変化がある。リクルート事件、佐川急便事件の場合、有力政治家にわたったカネは賄賂やヤミ献金であり、そもそも汚れたものであった。他