山で遭難してしまう人にはどんな特徴があるのか。ノンフィクションライターの羽根田治さんは「警察や消防には、登山者から『疲れて歩けなくなった』といったお粗末な救助要請が数多く入る。登山の経験が乏しい人、自分の体力・技術レベルを把握できていない人が遭難するケースが目立つ」という――。※本稿は、羽根田治『山のリスクとどう向き合うか山岳遭難の「今」と対処の仕方』(平凡社新書)の一部を再編集したものです。写