何の落ち度もなく家族を殺害された上、経済的にも苦境に立たされる「二重の苦しみ」の中で生きていかなければならないのか――。長野県坂城町の銃撃事件から26日で3年。突然自宅に押し入った男に子ども2人の命を奪われ、今後住むことのない自宅のローンも抱える市川武範さん(58)は、犯罪被害者への経済的支援の充実を求めている。(岡部哲也)今年3月4日、市川さんと妻の姿は、県内のある高校にあった。真新しい制服