親が新興宗教の信者で判断能力のないうちから巻き込まれていく子どもたち。オウム真理教の宗教2世である、まひろさんは「地下鉄サリン事件が起こった27年前、オウム真理教の教団本部にいました。脱会してからは仕事に奮闘し普通の生活を送れるようになったけれど、今でもときどきオウムの教義に考えを縛られてしまいます」と告白する――。※本稿は、横道誠(編)『信仰から解放されない子どもたち』(明石書店)の一部を再編集し