牧師の沼田和也さんは、中学生ぐらいの家出少女から「ねえ、ラブホいかへん?」と声をかけられたことがある。夜行バスの出発を待っていた沼田さんは、少女を救おうと教会の同僚を呼び出すが、反対に「今、この子を引き受けて責任とれます?」と問い詰められる。その後、少女はどうなったのか――。※本稿は、沼田和也『街の牧師 祈りといのち』(晶文社)の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/bhidethescene※写真はイメ