かつて江戸の街では「富突」という幕府公認のギャンブルが行われていた。最盛期には2日に1人のペースで億万長者が生まれた。歴史家の安藤優一郎さんは「元々は寺社がお守りを配る宗教行事だったが、ギャンブル性を高めたことで大流行した。その背景には、幕府の財政難があった」という――。※本稿は、安藤優一郎『大江戸の娯楽裏事情』(朝日新書)の一部を再編集したものです。「富札」=国立国会図書館蔵湯島天神が主催した富突