浅田次郎氏が失われた故郷に思いをはせて描いた最新長篇『母の待つ里』の舞台裏とは?(撮影:尾形文繁)東京・神田育ち、めっぽうギャンブル好き。「録音するの?それじゃ今日はA面(世間的に当たり障りのない面)で」「いえ先生、B面もぜひしゃべってください」。小説家らしい無頼で知られる浅田次郎は、トレードマークでもある小粋な和装で炬燵にあぐらをかき、悪戯な笑みをニヤリと浮かべた。場所は神楽坂の新潮社クラブ。ク