芥川賞受賞から6年が経った今も、精力的に作品を生み出し続ける羽田圭介さんに、近著『滅私』に関連して、「物や人間関係に対する考え方」について伺いました(撮影:尾形文繁)今年は『Phantom』(文藝春秋)に続き、『滅私』(新潮社)と、2つの小説を刊行した羽田圭介さん。いずれも現代社会が抱える“ゆがみ”を鋭くも、おかしみを交えて描いた作品として話題となっています。先行き不透明な時代を生きる私たちにとってお金とは何