「夜の街」の代表とされる新宿・歌舞伎町。その一角で深夜営業を続ける薬局がある。人呼んで「歌舞伎町の保健室」。一人で切り盛りする男性代表を訪ねると、新型コロナウイルスがナイトワーカーの女性たちに与えた負の影響が浮き彫りになった。(ジャーナリスト・富岡悠希)●客との距離が近い薬局週末の午後9時半ごろ。いかにもホスト風のパリッとした格好をしたアツシさん(仮名)が薬局のドアを開けた。「どうも久しぶりっス」