神奈川県警の留置施設で勾留されていた男性が、弁護士とやりとりする「ノート」に書いた記述の一部を警察官に黒塗りさせられていた――。県弁護士会の弁護士が、こうした警察官の行為が、接見交通権と秘密交通権の侵害にあたるとして、県を相手取り、国家賠償法にもとづく損害賠償をもとめる訴訟を横浜地裁に起こした。提訴は6月22日付。●ボールペンで黒塗りさせられた訴状によると、原告の弁護士は今年5月中旬、窃盗の疑いで逮捕