厚生労働省が有識者らの検討会で議論している「大麻使用罪」の創設について、当事者・家族や支援団体、医療関係者などから相次いで反対の声が上がっている。使用者が通報を恐れ、支援団体や医療機関に助けを求められなくなることや、「犯罪者」のレッテルが社会の偏見を助長し、当事者の排除につながる懸念などが、理由に挙げられている。また声明を出した団体・個人は同時に、厳罰化ではなく虐待のトラウマや貧困など、薬物依存の