小林照子さんがコーセーで女性初の取締役に抜擢されたのは50歳のとき。今から36年前だ。その席に座る予定だった男性陣の態度ががらっと変わり、さまざまな嫌がらせがあったという。そうした試練を、どのように乗り越えてきたのだろうか――。■欠点を修正するメイク法に違和感メイクアップアーティストを夢見て、コーセーに入った小林が持ち続けてきた思いは、「メイクで人を輝かせ、ハッピーにすること」。それを〈ハッピーメイク