保護責任者遺棄致死罪に問われている母親の碇利恵被告(写真:共同通信)5歳の子どもが、実の母親から十分な食事を与えられずに餓死する。福岡県篠栗町で昨年4月に起きた事件。保護責任者遺棄致死罪で母親の碇利恵被告(39)と、知人の赤堀恵美子被告(48)が、今月初めに逮捕され、23日に起訴された。親族以外の人物が保護責任者遺棄致死の罪に問われるのもきわめて異例のこと。そこに浮かび上がるのは、典型的なカルトの構図だ。