「本当に大好きで、生きていて欲しかった。もっと思い出を作りたかった」--。親を亡くした子どもらを支援する「あしなが育英会」は3月9日、東日本大震災で被災した遺児家庭を対象としたアンケート結果を公表し、10年経っても心の整理がつかない子たちが多くいる現状を明らかにした。アンケートでは、中高生の遺児から「親と楽しそうに話す友達がうらやましくなる時がある」「今の自分を見て欲しかった」、大学生など18歳以上の遺児