溺れる者は藁(わら)をも掴む──。閣内不一致も厭わぬ言動で“自民党の異端児”の異名を取る河野太郎・行革相の「ワクチン担当大臣」への起用は、菅首相にとって起死回生の一手か、それとも一緒に沈む“藁”か。すでにこの人事で政権と自民党に大きな亀裂が生まれている。【写真】国会の手すりから身を乗り出す進次郎氏の耳元に、約10cmの距離で話すノーネクタイの菅首相通常国会召集日の1月18日、菅首相はコロナワクチン接