北朝鮮の金正恩国務委員長は、バイデン米大統領の就任式を苦々しい思いで見ただろう。トップダウンでの派手な交渉を好んだトランプ前大統領に比べ、実務的なスタイルを好むバイデンは北朝鮮にとって手ごわい交渉相手である。そうした認識を反映したのが、米新政権発足を前に行われた第8回朝鮮労働党大会(1月5〜12日)の結果であった。早期の制裁解除は望めないという現実的な認識に基づき、当面は「自力更生」で乗り切ろうとす