誰もが組織に属すれば、出世レースに呑み込まれるのは必定。エリート官僚揃いの「財務省」なら尚更だが、最強官庁の衰退と時を同じくして、トップに立つ事務次官人事にも変化が起きていた。経済ジャーナリストの岸宣仁氏が、その内実を過去から辿り活写する。***【写真】ミッチーを囲む異色の「八二年組」三島由紀夫の初期の作品に、『青の時代』(新潮社)がある。戦後間もなく、高利金融会社「光クラブ」を興した東京