これまで3回にわたり、飛来する極超音速飛翔体に対する「探知・追尾」と「情報処理」の話を書いてきた。これらはいずれも、飛来する極超音速飛翔体を撃ち落とすための前段階となるプロセスである。撃ち落とすには、撃ち落とすための道具が必要だ。どこで迎え撃つか弾道ミサイルが対象の場合、すでに「ブースト」「ミッドコース」「ターミナル」と3つのフェーズに分けて、それぞれに最適化した迎撃手段を配備する方向性が固まってい