ある小学校の若手男性教員は、勤務時間外に過酷な研究活動を強いる女性リーダーに抗えず、吐き気や頭痛に悩まされるようになった。精神科医の遠山高史氏は、「最近の若者はストレスへの抵抗力が低い。その背景には、他者と触れ合う機会を奪い自我形成を阻む『少子化』と『ネット社会』がある」という──。※本稿は、遠山高史『シン・サラリーマンの心療内科心が折れた人はどう立ち直るか「コロナうつ」と闘う精神科医の現場報告