NHKの連続テレビ小説『エール』の第90話で、薬師丸ひろ子さんが演じた約3分間の独唱シーンが話題になっている。ドラマのキリスト教考証をつとめる立教大学の西原廉太教授は、「あのシーンには『死』から『復活』へという、神学的なメッセージが通奏低音のように流れている」と語る――。写真提供=NHK空襲で焼け落ちた自宅の跡で、焼け残った歌集「讃美歌」を膝の上に置いて「うるわしの白百合」を歌う光子(薬師丸ひろ子)。連続